【とちぎ野菜サポーター】トマトのハウスを見学してきました!

野菜ソムリエとちぎ野菜サポーターとしてDSC_0554
JAしもつけ、栃木トマト選別施設と
JA全農直営農場「ゆめファーム全農」のハウスを
見学させていただきました。

 

 

今が最盛期のトマトの選別が行われていた選別施設ではDSC_0556
30名の農家さんがマイロックという
「王様トマト」ブランドのトマトを運び込みます。
コンテナに入ったトマトは頑丈そうなアームのロボットで
ベルトの上に乗せられ
カメラでの画像処理により色やキズ大きさや形を選別、
また、光センサーによる糖度や酸度の選別も
一瞬で行われます。
この施設では箱詰め用の段ボールの組み立てから
梱包、トレーサビリティーのためのバーコードや
その印字、選果の集計など、
ほとんどがオートメーションで管理されているため、
1日に2000~3000ケースものトマトのすべてが、
どの生産者さんのものでどのような品質であったかが
数値化しているので品質の管理・安定が徹底できます。

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しかし、最初の目視での選別と箱詰めの作業だけは
人の手で作業されおり、
次々に運ばれてくるトマトのキズを一瞬で見つけたり、
一見赤くておいしそうに見えるトマトも
流通の状況(温度や日数)を考慮して規格外にしたり、
長方形の箱にぴったり収まるようにトマトを並べたりと、
熟練の技が光っていました。

 

 

 

続いて訪れたJA全農直営農場「ゆめファーム全農」で
お話を聞かせてくださったのは夢ファーム全農技術主管、
43年間トマト専門に栽培を行っている大山さん。
DSC_0606JAしもつけトマト部会として「天皇杯」や
農水省「農業技術の匠」、「黄綬褒章」を受賞されている
国内でも有数のトマト生産者さんです。
栃木県は冬の日照量が多く、平坦で水がよいので施設栽培に適していること、
ゆめファーム全農での実証栽培での成果(*)が
実を結び
Uターンによる若い農家が増えていることなど熱く語ってくださいました。
*年間出荷量が43t/10aを達成 全国平均10~20t/10a

ハウスに入ると高さ5mという大きなハウスに
整然とトマトの幹がワイヤーで吊り下げられいます。
8月に定植し、10月から収穫が始まったというトマトの根本には
すでに収穫を終えた幹がとぐろを巻くように横たわっていました。
特殊なフィルムを使用した高軒高ハウス栽培という栽培法で
綿密なデータ管理を行い「植物状態とハウス内環境の見える化」を
図っているそうです。
近年施設栽培の技術は高度化が進んでおり、
ハウス内の様子を携帯電話などでもチェックできるとのこと。
思い描いていた農業のイメージとのギャップに驚きました。
このような栽培・品種選定・栽培管理・収穫・出荷までの実証栽培は、
新規就農者の研修の場として、生産者同市の情報交換の
レベルアップにつながっているとのことです。

 

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視察の最後にはここで試験栽培されている12品種のトマトのうち8品種のトマトを
品種名を伏せて試食させていただきました。
今回一緒に視察に訪れた野菜ソムリエ4名、好みのトマトは別れたものの
「おいしい」と感じたトマトは全て日本産の品種で、外国産との掛け合わせて作られたものは誰も選びませんでした。
やはり、食べ慣れた味をおいしいと感じるからなのでしょう。

普段の買い物では見た目や産地、価格が購入のポイントになりますが、
品種やどんな風に育った野菜なのか知ることが出来れば、
もっと選び方も変わるのではないかと感じた視察でした。